老人ホーム入居後の親の様子:肉体、精神状態、健康

義両親(妻の両親)が夫婦そろって同じ老人ホームに入居して義父は2年、義母は1年が経過した。二人とも老人ホームの環境に慣れたようだ。月に1度面会をしている。自宅に近い場所にある老人ホームであるので時々頼まれる買い物を自動車で届けることが月に2回ほどある。老人ホームに代行させると余分なお金が発生するので私たち夫婦がやっている。

老人ホームに義両親が入居してくれたおかげで私たち夫婦の介護に掛ける時間と労力が80%ぐらい軽減した。今やっていることは(1)面会と(2)買い物代行だけである。自宅には老人ホームのスタッフから義両親のやらかした出来事を逐次知らせてくれる。その度にこちらで判断したり、施設にお願いしたりする手間が発生する。

老人ホームは介護で一番大変な見守り、生活活動のお世話、食事、入浴、健康、掃除洗濯などをやってくれる。その分高額な費用が発生するが、義両親のお金で賄っている。義父は96歳、義母は93歳。二人とも100歳まで生きられるか定かでないが、既に平均寿命を超えている。

義両親の様子は面会時である程度わかる。顔色、会話、体力、健康状態、精神状態などは対面すれば読み取れる。時間の経過で驚くような事が起きる。それが私たち夫婦の不安材料になる。

コンビニのセブンイレブンやローソンがシニアを雇用し始めている

人手が必要な業界の一つ、コンビニ業界は積極的にシニア層の人材を雇用し始めている。特にセブンイレブンとローソンはシニアに合った仕事環境を整えようとしている。

コンビニで働き始めたシニアがすぐに辞めてしまう現象がある。コンビニ業務は多岐にわたり、公共料金の収納代行から宅配の受付、品出し、フライヤー(揚げ物商品)の管理、清掃など、マルチタスクは当たり前になってきている。そんなシニアを辞めさせないためにセブンイレブンでは仕事の分業をしている。

  1. レジ担当業務
  2.  発注・売り場作り
  3. 清掃

シニアを雇用する上で年齢制限はない。健康で体力があれば誰でもアルバイトが出来る。直ぐにでも働きたいというシニアはコンビニでの仕事に挑戦してみてはどうか。雇用される立場であるのでバラ色の仕事ではない。今の自分の能力と体力で対応が可能かどうかを試してみる価値がある。

スーパーマーケットのレジ仕事はシニア男性には無理(出来ない)

いつも立ち寄る駅近くにあるスーパーマーケットで研修社員が先輩たちの指導下でレジ打ちを体験していた。数人の若い男性がレジでお客さん対応をしていたが、女性と比較しておぼつかない。自宅で家事をする家内の行動を見て女性はマルチに仕事をする事が出来るが、男性は一つの事に集中して一つづつこなして行くのが得意だ。

若い男性研修社員は先輩の女性社員に注意されながらレジを操作していた。その様子を見てとても私は出来ないと自覚した。頭と体が柔軟な若い男性社員でさえもこうだ。とても、シニア男性が出来る仕事ではない。

たまに熟練の中高年男性がレジ打ちをしている。その人はお店の店長であった。経験値があるのでレジ打ちは簡単なのだろう。不慣れなアルバイトのシニア男性ならば、ミスの連続でお客さんが怒り出すのではといつも想像している。

スーパーマーケットにも技術革新が広まって来ている。最も進んだスーパーマーケット店ではレジ打ちスタッフがいない。無人店舗になっている。店舗にいるのは無人店舗のシステムに異常が発生したときや泥棒などの被害にあったときに働くスタッフである。技術が高度化しているのでシニアには太刀打ちができない。

セルフ・レジ・スタイルのスーパーマーケット店舗があるが上手く行っていない。操作面で出来る人と出来ない人が生まれてそれを支援するスタッフが常駐することになる。セルフレジの操作も人によって遅い場合がある。それでセルフレジに長蛇の列が生まれることもある。

レジ対応のスタッフはレジで何か問題があるとレジ操作に詳しい人を呼ぶ。それでお客は待たされる。気が短いシニアのお客ならば、怒鳴り声を出す。その対応にシニア男性がついていけるだろうか。

60歳と70歳代の生活に違いが生まれる、どんな事が起きるのか?

60歳代の私は70歳代の高齢者のライフスタイルに興味がある。60歳代は見かけも体力も気力もまだ若い。仕事があれば普通に働ける。それだけのエネルギーを持っている。70歳の声を聞くと風貌も動作も顔色も若さを感じられなくなる感じがする。

平均年齢72歳のNPO団体で見かける高齢者たちからそんな印象を持つ。定例会が毎月会議室を借りて行っているのだが、ビルの8階にある。 誰一人として階段で上がって行こうとしない。また、階段を下りて行こうともしない。一台しかないエレベーターに並んで1階まで下りて行く。

明らかに足の筋力と体力に問題を抱えている。70歳代になると体を動かすのが不自由になるのではと思わざるを得ない。70歳代の体は普通の人であれば、体力が激減するというか、知らないうちに体の筋肉が減少して足に悪影響を及ぼす。

体を鍛えるシニア

足が不自由になると老後の生活が一変する。動物は歩けなくなると死を迎える。餌を取ることができなくなり、餓死する。人間は肉体的に精神的に苦しむ。それ故、私の年代のシニアは足や体を鍛える筋トレを始めている。

高速道路の料金所スタッフの仕事(70歳まで可)

2017年5月7日の朝刊朝日新聞にこんな求人募集広告があった。月給は、19万円から。契約社員から始まり正社員登用と書いてある。高齢者が応募できるが、体力というか、体調管理が要求される仕事だ。IMG 20170507 085802 R

短期的にお金が必要な高齢者で体調管理が上手く出来る方ならば、おいしい仕事だろう。

おいしい仕事はどこかに無理がある!